生まれてすぐの赤ちゃんは誰が教えなくても母親の乳首を探し乳を吸います。赤ちゃんの上あごには乳首が収まるくぼみがあり、ここに乳首を固定して舌でしごいておっぱいを飲みこみます。5ヵ月頃から約1年間は離乳食期です。離乳食期は赤ちゃんが飲むことから、かんで食べることを学んでいく時期。かんで味わって食べることで味覚も発達してきます。最初は舌が前後にしか動きません、次に上下に動くようになり舌と上あごで食べ物をつぶします。舌が左右に動くようになると食べ物を歯ぐきのほうへ移動させながら歯ぐきでつぶします。最後に舌が自由に動かせるようになると歯でかんでつぶせるようになります。この頃奥歯が生えて上下に合わさるようになり、かむ高さが決まります。1歳半で離乳食期も卒業です。これから本格的にかむことが始まります。それからは食べ物が好奇心の対象になり、手づかみで食べようとしたりする時期です。つついて、こね回し、つぶしたり、あげくの果てに全部残す。しかし遊び食べも発達の大事な一過程ですね。